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【Vol.07】植村武史氏(株式会社駅前工務店 建売開発部)、岡﨑健太郎氏(岡﨑建工株式会社 取締役​・経営企画部長)

この度、弊社が取り扱う「人工芝RET」を駅前工務店の新築建売物件(佐賀市鍋島町)に採用いただき、弊社とともに環境整備事業を進める岡﨑建工株式会社に販売・施工をご担当いただきました。 今回は株式会社駅前工務店・建売開発部の植村 武史氏と岡﨑建工株式会社・取締役・経営企画部長の岡﨑健太郎氏に「家づくり・まちづくり」というテーマでお話しを伺いました。

聞き手:赤星拓

赤星拓(以下 赤星)
本日はお時間をいただきありがとうございます。
「家づくり・まちづくり」というテーマでお話をお聞かせください。まず、駅前工務店の事業についてお聞かせください。
植村 武史(以下 植村 ※敬称略)
弊社は駅前不動産が母体となる建売住宅や注文住宅を建てる会社です。
福岡・久留米・佐賀を中心に木のぬくもりを活かした工務店として完全自由設計から、これまでの実績から生まれた「ちょうどいい家」の企画プランなどお客にとって実現しやすい家づくりをご提案しております。年間で建売住宅・注文住宅・アパートを含めると大体100棟ほど建てさせてもらっております。

一番の特徴は、『腐らない柱』『100年持つ住宅』をテーマに『緑の柱』を採用している点です。
腐らない『緑の柱』を使ったハウスガードシステムを採用した長く安心して暮らせる家づくりを手掛けております。


国産無垢材に薬液の加圧注入処理を施すことで非常に高い防腐・防蟻効果を長期間にわたって持続させる木材です。「緑の柱」はシロアリや腐れ、地震などの被害から家全体を守ります。緑の柱を使うことで、シロアリや腐朽菌に侵食されることにより発生する、耐力壁の強度劣化が起こらず、長持ちの家が実現します。「見えないところにも保険をかける」のが、ハウスガードシステムのこだわりです。

駅前工務店の家づくり
緑の柱:https://www.ekimaekoumuten.co.jp/building/green.html


植村
『緑の柱』はもともと注文住宅のお客様へご案内しておりましたが、今回の鍋島の建売物件から全ての建売物件にも『緑の柱』を採用することになりました。さらに外観なども注文住宅に近い仕様で販売をさせていただいております。

長持ちする住宅に
長く住んでいただきたい


植村
新築時は、どの建物も耐震・耐久など数値化して保全されてるのですが、木造住宅の弱点として劣化(シロアリ・腐れ)が発生します。シロアリには土壌に液状の薬剤を散布、腐れには木材に薬剤を散布する方法で行うのが一般的です。
しかし、この方法ではどちらも5年しか効果が持ちません。5年ごとにメンテナンスをすれば問題がないのですが、実際には住宅の柱は壁やボードでふさがれてしまっていますし、壁を剥がして中の状態を確認することはできないため、中の柱の状態を判断することが難しく、十分なメンテナンスが不可能で、これでは住宅の劣化を防ぐことができません。ですので、木造住宅の弱点である劣化(シロアリ・腐れ)を防ぐ木材を使用することで確実に長持ちする住まいを建てることができます。
建物で一番重要なところは、『柱』です。その『柱』の強度を保てる住宅に長く住んでいただきたいという思いで『緑の柱』を採用しております。

赤星
『緑の柱』は通常5年でメンテナンスが必要な木造住宅をより長く維持させることができる点が強みなのですね。お客様も安心して、木造住宅を建てることができますね!

赤星
続きまして、この度、駅前工務店の新築建売物件に人工芝RETの販売・施工をご担当いただいた岡﨑建工の事業についてお聞かせください。

未来を見据えた提案力が
最大の強みです


岡﨑建工株式会社(以下 岡﨑)
岡﨑建工株式会社の岡﨑と申します。弊社は福岡県北九州市を拠点に造園業やビルメンテナンス業といった維持管理を通してお客様に安心・安全・快適を提供するよう努めております。
弊社は「あなたの幸せを創造する会社」を企業理念に掲げておりまして、従業員はもちろん、協力会社、顧客、施設を利用される方にお喜びいただける仕事がしたい、弊社に関わる全ての方を幸せにするよう努めております。
弊社の最大の強みは、未来を見据えた提案力だと思っております。人工芝RETを通して、まちづくりを行いたいと思った部分もそうですが、造園業やビルメンテナンス業の維持管理ノウハウを活かし、行政が民間企業に公共施設の管理運用を任せる指定管理者制度への参入も先駆けて行って参りました。

主要な施設で申しますと今年4月から門司港レトロ地区の指定管理を行っています。
発注者が求める仕様通りに業務を履行することも大切ですが、先を見据えて維持管理ができる提案型の指定管理者事業に魅力を感じています。また、造園業のノウハウを活かし、個人邸向けお庭の手入れサービスも展開しております。
ご相談内容の大小はありますが、現在、年間700件の施工をこなしており、地元住民から支持をいただいております。

個人邸向けお庭の手入れサービスは、将来的な職人不足に伴い、お庭に関する悩みが増えることを見越して10年前からスタートさせた事業になります。
そのような時代の流れを読むといいますか、常にこの先の未来を想定しながら事業を進めていることが弊社の最大の強みと思っております。今回、人工芝RETを取り扱いさせていただきましたのも、その一つと思っております。

赤星
ありがとうございます。では人工芝RETを採用していただいた理由についてお聞かせください。
まず、駅前工務店の植村様、お願いします。
植村
会社の方針として「他社でやっていないことをやろう」という思いがあります。弊社はこれまで建売住宅には、人工芝を敷いていなかったのですが、今回ご縁があり、赤星さんから人工芝RETのお話を伺った中で、ゴムアレルギー対策や環境問題に特化されている点など、非常に魅力を感じました。
私たちの物件に取り入れて、お客様に喜んでいただきたい、という思いがあり人工芝RETを採用させていただきました。

赤星
先日、植村様とお話をする機会をいただき、その際に駅前工務店の建売物件のコンセプトをお聞きし、人工芝RETと親和性が高いと感じ、ご提案させていただきました。
個人的には、私がかつてプロサッカー選手(当時所属クラブ:サガン鳥栖)としてお世話になった駅前工務店に岡﨑建工のご協力の元、販売・施工をさせていただいき、大変嬉しく思っております。

赤星
次に岡﨑様にもお聞きしたいのですが、駅前工務店の建売物件に人工芝RETを採用いただいたことについて、どのように思われましたか。

付加価値の向上にお役立ちできるのではないかと思いました


岡﨑
赤星さんから駅前工務店のお話をいただいたときに、メンテナンスフリーで、景観をきれいに保ちつつ、安心・安全かつ快適な環境を作るという点で人工芝RETと親和性が高く、マッチするのではないかと思いました。
これからお客様が長い年月住まわれる家の環境を整えることができるという点で、非常にやりがいを感じましたし、駅前工務店の物件に人工芝RETを敷かせていただくことで、付加価値の向上にお役立ちできるのではないかと考え、販売・施工をさせていただきました。
赤星
岡﨑建工は弊社とともに人工芝RETの販売・施工を推進いただいておりますが、事業に取り入れようと思われたきっかけはなんでしょうか。

緑地やお庭に関する悩みを抱えた方の課題を解決できる!


岡﨑
弊社が人工芝RETを採用した理由は、人工芝RETであれば、子どもたちが安心・安全・快適に遊べる環境を提供できる、また、緑地やお庭に関する悩みを抱えた方たちの課題を解決できると考えたからです。
先ほど申し上げた指定管理者業務の中で、弊社は都市公園の管理運営も行っております。天然の芝生地で子どもたちが裸足で駆け回れる環境を提供したいと日々業務に励んでおりますが、限られた予算の中でそれを実現することは容易ではありません。
また、多くのお客様から除草や芝刈りに関する悩みをよく伺っておりました。維持管理コストがかかるのは、もちろんですが、維持管理のスケジュールを組んだり、また、そのスケジュールに合わせて、作業する業者の選定など、付随するタスクが多く発生します。

この2つの課題を解決できないか、模索していたところ弊社は人工芝RETに出会いました。
サステナブルな人工芝を謳う人工芝RETは徹底的に利用者目線でつくられた人工芝で素材や構造が他の人工芝とひと味もふた味も違います。
ゴムや重金属類が使用されておらず、アレルギーリスクが抑えられており、子どもたちが安心して遊べますし、芝面が高密度であること、裏地が不織布で通気孔がないことから防草シートを使用せずに人工芝のみで抜群の防草効果が得られます。
弊社はこれまで特定の資材や工法を用いて仕事をすることはなかったのですが、人工芝RETであれば多くの方にお喜びいただけると思い、採用させていただきました。

赤星
岡﨑建工の実績や培われたノウハウなど、私どもにお力をくださり、ありがたく思っております。

赤星
「人工芝」について、どのようなイメージがありましたか?エピソードがあればお聞かせください。

建売物件に人工芝RET
お客様に付加価値でしかない


植村
私の自宅の庭は、天然芝だったのですが、市販の人工芝を購入して、自分で敷いております。
今年で2年弱ほどたちますが、快適に生活できておりますし、仕上がりを置いといて(笑)妻も子供も喜んでおります。人工芝にしたのは、やはり天然芝は手入れが大変だったからです。
人工芝にすることでメンテナンスフリーとは言わないですが、本当に手入れが楽になったと感じております。もっと前に人工芝RETに出会っていたかったです。

赤星
お庭のメンテナンスは、ご家族にとっても重要ですね。
植村
建売物件に人工芝RETを施工することは、お客様に付加価値でしかないと思い取り入れました。こちらの鍋島の物件に施工いただいた後、たくさんの社員が見に来まして、非常に評判が良かったです。
先ほどお会いいただいた弊社嶋田(代表取締役)もこれから物件に敷いていこう!みたいな感じになったので(笑)建売物件に人工芝RETを取り入れることで宣伝もでき、そこから注文住宅に人工芝を敷きたいというお客様も増えてくるのではないかなと思います。
赤星
先ほど、嶋田社長が人工芝RETの上で寝転がっていらっしゃって、大変お気に召していただいたご様子でしたので、とても嬉しかったです。
植村
ははは。嶋田(代表取締役)が一番喜んでいたかと(笑)

子供たちといつでも遊べる
時間が増えました


赤星
選手時代、駅前不動産のご紹介で一戸建ての賃貸に住んでおりました。
広い庭があったのですが、土だったので雑草が茂り、毎週、草抜きをして大変でした。2人目の子供が産まれて、妻も手が回らなくなり、私も練習や試合・遠征などで庭のメンテナンスに割く時間が取りにくかったため、なんとかしようということで、人工芝を敷くことにしました。
当時は人工芝RETではなかったのですが、想像以上にメンテナンスが楽になりました。

それ以上に大きな付加価値は、子供たちといつでもすぐに遊べるようになったことでした。
草抜きなどのメンテナンスがなくなったので、その分、子供たちと向き合う時間に使えるようになり、非常によかったなという思い出があります。

しかし、息子は少しアレルギー体質だったので、夏場に人工芝の上で水遊びをした際に、赤く湿疹が出たことがありました。当初は原因がわからなかったのですが、病院でアレルギー検査をした結果、ラテックスアレルギー※1)だと知り、原因を探したところ、人工芝による可能性が高いということがわかりました。そのような経験を通じて、健康にも環境にも優しい人工芝があれば良いなという思いから今に至っております。

※1)ラテックスアレルギー:天然ゴム(natural rubber latex)製品に接触することによって生じる接触部位および全身のじんましん、咳や喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)などの呼吸器症状、アナフィラキシーショックなどの即時型アレルギー反応をラテックスアレルギーといいます。
参照:アレルギーポータル(日本アレルギー学会) 

赤星
一般的に人工芝の製品の良し悪しは専門的な知識がなければ、ほとんどの方は分からないと思います。
製品のコストを抑えるために人体に悪影響を及ぼす恐れのある原材料を使用したものや、利用者のけがやけどの恐れのあるもの、2019年、2021年にこの地域を襲った豪雨による洪水など、災害時に二次災害を引き起こす恐れのあるゴム・樹脂チップなどの充填材を使用するもの、処分時に有害ごみとして廃棄しなければならないものもあり、環境に悪影響を及ぼす恐れのあるものがあります。
これが日本における人工芝の現状です。このような問題があることは一般的にはまだ広く知られていません。

今回の完成見学会のように、お客様に実際に見て、触れていただき、知っていただく機会を増やすことで、健康にも環境にも優しいサスティナブルな人工芝RETを広めていきたいと思っております。
植村
そうですね。いろんな方に実際に見ていただいて、触れてもらうと違いますよね!健康にも環境にも良いものが広まると良いなと思います。
赤星
先日、岡﨑様のご実家に人工芝RETを敷かれましたね。実際に敷かれたご感想をお聞かせください。

人工芝RETは環境の変化や人の心を動かすことができる


岡﨑
私の実家の庭はもともとは天然芝でして、この度人工芝RETを敷かせていただきました。
最近、祖父母や両親も歳を重ねていく中で、庭の手入れを負担に感じていたようで、これはどうにかならないか、という話をずっと聞いてたので、人工芝RETを勧め、実際に庭に敷かせていただきました。

長年見慣れた庭が様変わりするので、不安もあったかと思いますが、おかげさまで芝刈りや除草の負担がほとんどなくなりました。あと私には娘がいるのですが、娘が安心・安全・快適に遊べる環境が整ったので、実家に遊びに行く頻度も増えました。祖父母、両親も非常に喜んでいます。

作業としては、人工芝を敷くだけかもしれませんが、人工芝RETは環境の変化はもちろん、人の心を動かせる点に非常に魅力を感じています。今後の展開次第で多くの方に喜んでいただけるサービスになるのではないかという確信を持っております。

『お庭のプロ』である弊社が人工芝RETを施工することのメリットは「良いものを良いかたちでお届けできる」ことだと思っています。
人工芝RET自体が非常に良いものであることに疑いはないのですが、DIY感覚で自分たちで敷いてみようとすると、うまくいかず、本来の良さがいかしきれないと考えております。プロとして「良いものを良いかたちでお届けする」ことにこだわりたいと思っています。

この度、光栄なことに駅前工務店とご縁をいただきました。人工芝RETを多くの方に知っていただきたいのはもちろん、駅前工務店の物件の付加価値の向上にお役立ちできるよう精一杯努めてまいります。今後ともよろしくお願いします。また、このような場を設けてただきました赤星様、本当にありがとうございました。


赤星
植村様、岡﨑様、本日は貴重なお時間をありがとうございました。
素敵なご縁をいただきありがとうございます。

あとがき

今回は株式会社駅前工務店・建売開発部の植村 武史氏から「家づくり」への思いと岡﨑建工株式会社・取締役 、経営企画部長の岡﨑 健太郎氏に未来を見据えた提案力の中の一つとして人工芝RETを通じた「まちづくり」の思いを伺うことができました。 時間の経過とともに、家族のライフスタイルは変化します。家族と一緒に過ごす限られた時間、何気ない日常、そのかけがえのない時間が笑顔で満ち溢れた幸せな空間となる提案をさせていただきたいと思っております。 今後も駅前工務店、岡﨑建工のご協力のもと、健康や環境に配慮された、家族の笑顔が溢れる「家づくり」・「まちづくり」の展開に努めてまいります。

赤星拓

駅前不動産ホールディングス
株式会社駅前工務店
建売開発部 植村 武史
〒830-0003
福岡県久留米市東櫛原町2851-1
TEL:0942-38-2008
FAX:0942-46-8276
■ 公式HP
https://www.ekimaekoumuten.co.jp
■ Instagram
@ekimae_koumuten
★ 物件情報はこちら
──────────
岡﨑建工株式会社
取締役 経営企画部長 岡﨑 健太郎
〒803-0846
北九州市小倉北区下到津5-9-22
TEL:093-581-4327
FAX:093-581-4632
■ 公式HP 
https://www.okaken-ret.com
■ Instagram
@okaken.ret
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安全・安心・環境に優しい人工芝RET

利用者目線・指導者目線・プレイヤー目線・保護者目線、あらゆる角度から研究と検証を重ねた人工芝RETは、重金属類や合成ゴム等を一切含まず、人工芝の構成素材すべてがリサイクル可能な単一素材を用いたサステナブルな人工芝です。
従来の人工芝の課題である怪我や火傷のリスクを改善し、 また優れた排水性を持つため、屋外でのスポーツシーンに最適です。大型施設・コート・スタジアム・保育園・幼稚園・オフィス・マンション・個人宅庭・ドッグランなど施工実績多数。 今を生きる子どもたちの環境づくりは、今を生きる大人たちの使命です。サステナブルなものづくりの考え方を大切にした環境にも、人にも優しい環境づくりを進め、時代の流れに沿った環境整備へ取り組みます。
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株式会社SSB
代表取締役 赤星拓
1984年生まれ、福岡出身の元プロサッカー選手。ポジションはGK。福岡大学卒業後、2007年当時J2サガン鳥栖に加入し2011年にJ1へ昇格。2018年シーズン限りで現役を引退。現役引退後、ベストアメニティホールディングスに在籍し、レジャー事業を担当。
2021年5月に株式会社SSBを設立。スポーツ振興支援全般、全国のプロ、アマチュア問わずスポーツクラブのスポーツマーケティングのサポート事業を展開。サスティナブルなスポーツ環境整備事業(人工芝RET®)。スポーツを通じた地域貢献活動にも取り組む。
■ 公式HP
https://ssbiz.jp
■ Instagram
@ssbiz_official(株式会社SSB 公式)
@akahoshi.taku_1 (赤星拓)
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【撮影場所】
株式会社駅前工務店・新築建売物件(佐賀市鍋島町)
撮影協力:ATLETICO VIVO SAGA理事 今村晃輔
企画製作:株式会社SSB

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