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【Vol.03】三上健太 氏 (リタジャパン株式会社 RET® 施工担当)

今回はリサイクル可能な環境に優しい人工芝RET® (RITA Ecology Turf)のメーカーであるリタジャパン株式会社の担当である三上健太氏にインタビューをさせて頂きました。 三上氏はJリーグクラブのマネージャーとしてご活躍され、現在は幼稚園・保育園など子供たちの遊びの環境作りやスタジアム施工まで幅広くご活躍されています。三上氏の現在に至る経緯やお仕事に対する想いをお聞きしました。

聞き手:赤星拓

赤星拓(以下 赤星)
本日はお時間をいただきありがとうございます。よろしくお願いいたします。
三上健太(以下 三上※敬称略)
よろしくお願いします。
赤星
現在、三上さんはリタジャパン株式会社で人工芝(RET® )の担当として、全国の幼稚園、保育園、サッカースタジアムなどの施工をされていると思いますが、三上さんご自身もサッカーのご経験があると伺っております。簡単に自己紹介をお願いできますでしょうか?
三上
サッカーを始めたのは、保育園の年長頃からボールを蹴っていて、小学校に入学して少年団に入りました。中学校は地元クラブチームに入団して、愛知県の高校に進学し、石川県の大学に進学しました。高校生の時、当時名古屋グランパス所属だった松浦さんの存在を知って、ホペイロという仕事を知ったんです…。

赤星
うーん!(相槌)
三上
その頃からスパイクを触るということが好きでした。大学3年生まで選手としてプレーをしてました。東海・北信越選抜メンバー候補までいかせてもらったんですが、レベルが高い東海選抜の中で一緒にプレーをして、私があと1年間頑張っても、この選手たち、プロになりたいと思っている人たちにはちょっと敵わないなと思って…。じゃ、その中でどうやったらサッカーに携わっていけるかなって考えた中で、ホペイロの松浦さんのことも知っていたし、ちょこちょこ部活の主務の仕事もしていたので「Jリーグのマネージャー」になりたいなという道を選び、4年生で選手を引退して主務になりました。
新卒のタイミングでは希望していたJリーグクラブの主務の募集がなかったので、新潟県のJAPANサッカーカレッジというサッカー専門学校に講師として入社しました。そこで3年間働いた後に、希望していたツエーゲン金沢からお誘いいただいて、夢であったJリーグのマネージャーになりました。ツエーゲン金沢で6シーズンを過ごさせていただき、自分から違う道に進もうという決意をし、ご紹介をいただいて現職(リタジャパン株式会社)に至っております。
赤星
先ほどお話に出たホペイロの松浦さん(松浦紀典:日本で初のプロホペイロ)。私は現役時代にMIZUNOさんにお世話になっておりましたので存じでおります。サッカーの道具に対して精通されている、あの松浦さんですよね。
三上
はい、そうです。彼に憧れていたんです。

赤星
そうだったのですね。では、そのマネージャーのお仕事についてお聞きしたいのですが、Jリーグのマネージャーがどんなお仕事をされているのかよく知らない方が多いと思うんです。
私も自身の経験の中でマネージャーのお仕事を見てきた部分はあるんですが、全てを知ってるわけではないので、Jリーグのマネージャーという仕事はどんな仕事をしているのか三上さんのご経験から具体的にご説明いただけますでしょうか?
三上
はい。まず業務としては、現場全体を回す。スムーズにいろんなことが円滑に進められるように準備をする、交渉するといったことが主な仕事でした。ツエーゲン金沢では、主務が遠征先のホテルの確保や遠征の移動手段の確保・発注、練習会場の確保、選手の食事の内容も含めて行っていました。また私自身も練習に参加して、トレーニングサポートやボールを拾ったり、ラインズマンだったり、キーパーの練習もちょっと入ったり。なんでもやっていました。
赤星
そのお仕事の中で、やっててよかったな、喜びというか仕事のやりがいというのはどういったところに感じていらっしゃいましたか?
三上
直接的に関わる人たち、監督・コーチ・選手・トレーナーが試合に勝って喜んでいる姿や選手やコーチ達に「ありがとう」と言ってもらえることは素直にやりがいがありましたし、嬉しいなと思いました。たまにお会いするサポーターの方、スポンサーの方と話す中で、トップチームのことや「選手達が頑張ってるよね」「チームの調子が良いね」って聞くことが嬉しかったです。試合中はロッカールームの前で試合を見ているんですけど、ふとゴール裏とかを見ると、サポーターが喜んでる姿があったり。そういうのを見ると、試合を通して人を喜ばす事ができる仕事だなって、人の感情を動かすことができる仕事って素晴らしいなって感じてました。
赤星
私も選手をしておりましたのでスパイクの準備だったり、ユニフォームの準備であったり、練習ができる環境作りや遠征の準備など、自分たちを支えてくれる人たちがいてはじめて自分達が世の中に発信することができるのだなと、すごく思っていました。
現在は現職のリタジャパン株式会社に転職され、人工芝(RET® )のご担当をされていますが、Jリーグのマネージャーからどのように気持ちを切り替えられたのでしょうか?
三上
Jリーグのマネージャーの仕事は、Jリーグ・サッカー界の中だけの仕事というようなイメージがありました。今の職場は子供さんや親御さん、園長先生、職員さん、社会のいろいろな人達と繋がってる仕事をしてるとな感じています。社会により繋がっている実感が得られていることに楽しさを感じています。

赤星
私もサッカー選手を引退して、サッカー界以外の社会が想像以上に広がっていていると感じました。その視点の広がりは、僕も共感する部分がありますね。
では、現在のお仕事で三上さんのモチベーションや喜びになってるところを教えていただけますでしょうか?

三上
幼稚園、保育園で私たちが施工した人工芝の上で子供たちが元気に遊んでる姿を見ると嬉しく、やりがいを感じますね。子供たちに良い環境を整備してあげるという仕事ができることに喜びを感じます。さらに親御さんから「土汚れが少なくなって嬉しいです」といった話を聞いたことがあるので、子供たちだけでなく、親御さんにも喜んでいただいていると感じています。

赤星
私も1人の親として遊ばせやすさは大切だと思います。
本日、保育園の芝施工に私も同行させていただき、三上さんを取材させていただく中で、とても印象的だったことがありました。園の教室から子供たちが「頑張れ!頑張れ!」と大きな声で応援をしてましたね。子供たちに応援されながら施工をしていらっしゃる三上さんの姿がとっても素敵でした。
三上
ありがとうございます。(照れ笑い)
今、全国の色々な幼稚園、保育園を回ってみて感じるのは、『子供達の環境を整える事が出来るのは大人だけ』だという事ですね。固い土の園庭で、砂ぼこりを吸い込み、ケガのリスクに包まれている子どもたちの環境があります。子供達の小さな目線に立ってみるとよく分かるんです。
明治、大正、昭和、平成、令和、、、次代が移り変わり、日々発展しているこの日本においても子どもたちを取り巻く校庭や園庭の環境は、 ほぼ100年前のままです。私達が次代へ残していくべきもの。それは、子どもたちの笑顔が集まる環境づくりだと思っています。
赤星
三上さんの現場を見てきたからこその想いというか、使命感の様なものがあられるんですね。
三上
ただ、人工芝を敷けば良いわけでないとも思っています。私達が取り扱っているRET®︎。
子どもたちに優しい人工芝には理由があります。少し専門的になるんですが、これまで一般的に人工芝素材に含まれていた、人体にも環境にも悪い影響を与えてしまう「重金属成分」が一切含まれていないんです。パイルと基布層の接合部には接着剤を使用していません。子供達の健康は何より大切だと考えています。
赤星
なるほど。使う側の事。毎日駆け回る子供達の健康を大切に考えられてるんですね。
三上
裏面の基布層にも合成ゴムやLATEXを使用せず、メッシュ素材を用いることで暑さ対策だけでなく、水はけも抜群です。雨上がりでもすぐに思いっきり遊べますよ!
赤星
外で遊べる機会が増えますね!
三上
思いっきり遊んで欲しいんですよね!あと、リサイクル可能な人工芝なんですよ。子どもたちの健康だけでなく、環境に優しいサステナビリティな人工芝なんです。
赤星
人の快適さばかりではなく、自然環境も大切なテーマなんですね。考えさせられます。

赤星
今後もこのような新しい環境作りを進めていかれる中で、これからの抱負や目標をお聞かせいただますでしょうか?
三上
子供たちが安心して遊べる環境をもっと増やしていけたらいいなと思います。その一つが、人工芝(RET® )であって、転けても怖くない、裸足で歩いても痛くない、体を動かすのが楽しい、とか。皆様が安心安全で健康に過ごせる環境作り、子供たちが遊べる環境作りをご提案できるようにしていきたいと思っています。

赤星
そのご提案、ぜひ期待しています。
現在、関東を中心に人工芝(RET® )を施工される幼稚園、保育園が増えていらしゃいますし、神奈川県の鎌倉にスタジアム(みんなの鳩サブレースタジアム)も施工されておられましたね。これからもぜひ子供たちの遊びの環境作り、運動する楽しさを伝える環境作りを進めてください。私も一緒に協力させていただきます。

三上
ありがとうございます!一緒に頑張っていきましょう!
赤星

本日は貴重なお時間をありがとうございました。

あとがき

今回のインタビューでは、Jリーグのマネージャーから人工芝(RET® )メーカーのリタジャパン株式会社へ活躍の場を移られ、子供たちの笑顔が溢れる環境作りをされていらっしゃる三上さんの想いに触れました。皆様が安心安全で健康に過ごせる環境作り、子供たちが思いっきり遊べる環境作り、その想いが今後も更に広がってほしいと思います。私たち株式会社SSBはリタジャパン株式会社と協力し、全国の子供たちの遊びの環境、スポーツ環境の向上を目指し、挑戦して参ります。最後までお読み下さりありがとうございました。

赤星拓

リタジャパン株式会社
人工芝(RET® )担当 三上健太
Jリーグクラブツエーゲン金沢で2015~2020までの6シーズンをマネージャー(主務)として勤め、現在はリタジャパン株式会社で人工芝(RET® )を担当。全国各地の幼稚園・保育園、サッカースタジアムなどに人工芝RET® (RITA Ecology Turf)を施工中。
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リタジャパン株式会社HP
https://ritajapan.jp/
リタジャパン株式会社Instagram
https://www.instagram.com/ritajapan_official/
人工芝RET® (RITA Ecology Turf)
https://ritajapan.jp/service/rita-ecology-turf/

株式会社SSB 代表取締役 赤星拓
1984年生まれ、福岡出身の元プロサッカー選手。ポジションはGK。福岡大学卒業後、2007年当時J2サガン鳥栖に加入し2011年にJ1へ昇格。2018年シーズン限りで現役を引退。現役引退後、ベストアメニティホールディングスに在し、レジャー事業を担当。2021年5月に株式会社SSBを設立し、佐賀県のスポーツ振興支援全般、また、全国のプロから民間クラブまで広くスポーツマーケティングのサポート事業を展開し、スポーツを通じた地域貢献の活動に取り組む。
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公式HP
https://ssbiz.jp/
Instagram
https://www.instagram.com/akahoshi.taku_1/

【撮影場所】みんなの鳩サブレースタジアム
福岡県内の某保育園
企画製作:リタジャパン株式会社

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